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落語 家見舞(こいがめ)のあらすじ

公開日: : 滑稽噺 , ,

家見舞い

日頃世話になっている兄貴分が引っ越しすることを聞いた長屋暮らしの八と熊

引っ越し祝いに水甕を贈ろうというが 二人揃ってお金がない
家見舞い相談
なんとかなるだろうと店に行ってみるが お金がないので何とかなるわけもない

あきらめかけていたところに店主からの提案が

店主:
「こちらの甕ならその予算でもいいですよ」

見るとそこにはなかなか立派な甕が。二人は掘り出し物だと喜んだが 実はこの甕 元は壊した家の便所に埋まっていた便壷

本当に掘り出し物だ
ドブ
洗ってしまえばわからないだろうと早速買った甕を川で洗う二人 なかなか臭いが消えないが、水を張ってしまえばどうってことないと兄貴分のところへ

立派な水甕(実は便壷)を贈られた兄貴分は「これは高かったろう」と大喜び 女房が何か作るから一杯やってけという流れになる

「いい家ださすがは兄貴だ」と酒を飲んでいると 肴が出てくるが豆腐や吸い物など自分達が贈った水甕の水を使ったものばかり
家見舞い豆腐

水甕の正体が元は便壷だと知っている二人は料理が出てくるたびに「今豆腐を断ってるんで」などと妙な言い訳するので 兄貴分もあきれ顔

そこへこの家のおかみさんが「水甕の水が妙に濁っている」と言いに来る

兄貴分:
「甕なんて使い始めはこんなもんだ おまえたち今度来るときにフナでも持ってきてくれ。水をきれいにするっていうからな」

八:
「それにはおよびません。
さっきまでコイ(肥え)が入ってましたから

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