滑稽噺

落語 つるのあらすじ 江戸時代鶴は食用にされていた?

落語 つる

ご隠居の家に遊びにきた八五郎。今日も今日とて馬鹿話をしている
そのうちこの間見た鶴の掛軸の話になり

八五郎:
「ご隠居 鶴はなんでつるって言うんですか?」
という話になる

するとご隠居は

ご隠居:
「昔、唐土(もろこし)から一羽の首長鳥の雄がツーっと飛んできて浜辺の松へポイっととまった。

あとから雌の首長鳥がルーっと飛んできて雄のとなりにポイっととまった。それを見た人がツルという名前をつけたんだ」
松と鶴
さすがにそんなことありゃしないと気付いた八五郎だったが
誰かを引っ掛けて、からかってやりたくて仕方がない

さっそく友人の熊の家で披露しようとするが

八五郎:
「オスの首長鳥がツルーっと飛んで来て…ん?」
途中で肝心なところを忘れてしまい再びご隠居の家へ
つる
ご隠居:
「あれは冗談だから誰かに言うのはよしなさい」
ご隠居には止められたが、強引に聞き出してまた熊の家へ

八五郎:
「最初にオスがツーっと飛んできて、浜辺の松にルッっととまった。あとからメスが飛んできて…メス…」

熊:
「メスがどうしたんだ?」

八五郎:
「音もなく飛んできた」

落語 つる江戸時代の鶴は食用だった?

落語 つるについて。

今も昔も縁起がよい鳥として珍重されている鶴。現代の日本では北海道の釧路湿原などのごく一部でしか見ることの出来ない鳥ですが、江戸の町の近郊には鶴の飛来地があったとされています。

それだけでも驚きですが、人々は鶴を捕まえて食べていたようです。和歌食物本草(寛永七年刊)には鶴の肉は百病に効くとされ、江戸時代に刊行された様々な料理本の中にも鶴の解体方法が事細かにしるされているものも見受けられます。

味の方はシーボルトの記録によると「日本ではごちそうのようだが、ヨーロッパ人の口には合わない」という記述があります。

現代では天然記念物に指定され食べるなんてことはありえませんが、せっかく飛んでくるんだから食べてみようとかジビエのような感覚だったんでしょうか^_^;

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