*

落語 饅頭怖いのあらすじ

公開日: : 最終更新日:2019/07/09 滑稽噺 , ,

饅頭怖い

今日も長屋の若い者たちが集まって馬鹿話に花を咲かせていると一人血相を変えて飛び込んでくるものがいる。
饅頭怖い
なんでも路地で蛇を見かけ、怖くて死に物狂いで逃げてきたという

「俺は蛇どころか長いものを見るとゾッとするんだ。蕎麦もうどんもダメ。褌だってしめねえよ」

それをきっかけにそれぞれの苦手な物の話になる

「蛙がきらい」
「蜘蛛がきらい」
「トカゲ」
「蟻」
「馬」

みんながそれぞれ苦手な物をあげていったが、そこまで黙っていた松公が口を開いた。

松公:
「男がこんなに集まって情けねえこった。蛇なんて鉢巻にしたらちょうどいい長さじゃねえか。蜘蛛なんて食ってやらあ」
蛇
などと威勢のいいことを言い始めた。

男:
「それでもおまえにだって一つくらい苦手なもんくらいあるだろう?」

松公:
「ねえったらねえ…だがおまえらがしつこいから 一つだけ思い出しちまった。実は饅頭が怖い」
そう打ち明けた
饅頭
それを聞いた男たちは大笑い。いろいろな饅頭の話をしていると、みるみる松公の顔色が変わってきて

松公:
「ちょっと気分が悪くなってきたから隣の部屋で横にならせてもらうぜ」
と告げると布団をかぶって寝てしまった

男:
「こいつは面白いことを聞いた。さっきは俺たちのことをよくも馬鹿にしてくれたな」

結局みんなで饅頭を松公の枕元に並べてやろうということで話がまとまり、大量の饅頭を用意して松公を起こす




男:
「おい起きろ松公 おい」

枕もとの饅頭を見た松公はびっくりして飛び上がり、それを見たみんなは大喜び

だが松公は並んだ饅頭を「怖い怖い」と言いながら次々に食べ始めた

松公:
「ああ怖い怖い…」

男:
「ああ、こいつ美味そうに饅頭を食ってやがるぞ。しまったこれは一杯食わされたか…一体おまえは何が怖いんだ?」

松公:
今度は熱いお茶が怖い
湯のみ

落語一覧へ

関連記事

骨董

落語 金明竹(きんめいちく)のあらすじ 出てくる道具は何なのか?

金明竹 甥っ子の松公を預かることになった道具屋の主人だったが 松公はどこか抜けていて、何をやら

記事を読む

傘

落語 道灌のあらすじ 太田道灌は和歌に疎かった?

道灌 ご隠居のところへやってきた長屋の八っつあん。今日も馬鹿話をしている。そのうち絵の話になり

記事を読む

三年目花嫁

落語 たらちねのあらすじ 女子が目指した武家屋敷への奉公について

たらちね 人は良いが貧乏なためになかなか嫁の来手がなかった八五郎に長屋の大家さんが縁談を持ち込

記事を読む

落語 文違いのあらすじ 騙し騙されの相関図

文違い 新宿の女郎 お稲が二人のなじみ客に金を無心する手紙を送る 一人はお稲にぞっこんの

記事を読む

長屋

落語 粗忽長屋のあらすじ 色々なランクがある長屋について

粗忽長屋 そそっかしい八五郎が浅草の観音様にお参りした帰り道 人だかりが出来ているのに出くわす

記事を読む

馬屋火事

落語 厩火事(うまやかじ)のあらすじ 高収入だった?江戸時代の女性髪結い師

厩火事 髪結いのお崎は亭主の八五郎とすぐに夫婦喧嘩になってしまう。 今日も喧嘩をしてご隠

記事を読む

紙入れ

落語 紙入れのあらすじ 命がけだった江戸時代の不倫

紙入 出入り業者の新吉のところに得意先のおかみさんから手紙が届く 今晩は旦那が帰らないから云

記事を読む

時そば

落語 時そばのあらすじ 男が来たのは現代の何時だったか

時そば 夜の街を流すそば屋を威勢のいい職人風の男が呼び止めた 男: 「おう、そば屋さん

記事を読む

相談

落語 あくび指南のあらすじ 江戸時代人気のあった習い事とは?

あくび指南 町内にできた「あくび指南」の道場の看板を見て、新しいもの好きの男が興味を持つ ただ一

記事を読む

泥棒

落語 だくだくのあらすじ 江戸時代の刑罰とは

だくだく 裏長屋に引っ越してきた八五郎だったが、家財道具が何もない。 これでは格好がつか

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

落語 野ざらしのあらすじ オチの馬の骨だったか!の意味とは?

野ざらし 長屋の八五郎が隣に住む先生の元をたずねる。 昨晩

落語 化け物使いのあらすじ 驚愕の奉公人の年間休日数とは?

化け物使い 人使いの荒いことで有名なあるご隠居 朝から晩まで働

馬
落語 付き馬のあらすじ オチの馬に行けとは?

付き馬 吉原のある店に金持ち風の男がと登楼してくる。その晩 男は

落語 黄金餅のあらすじ 西念が飲み込んだ金について

黄金餅 ケチ坊主の西念が病で寝込んでいると聞いて隣に住む金兵衛が

金蔵
落語 味噌蔵のあらすじ 防火対策の目塗りとは?

味噌蔵 ケチで有名な商屋の旦那の奥さんに男の子が生まれたというと

→もっと見る

PAGE TOP ↑